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更新日:2013.7.22

コース制について


コース制の導入について

 海洋生物科学科では、海洋生物を「育てる」「守る」「探る」「利用する」の4つの視点から捉えた教育、研究を行ってきました。これらの視点を具体的に進路に結び付けられるように、コース制を導入しています。
コースは
「資源利用育成コース」 「フィールド生態環境コース」「アクアリウム科学コース」の3つに加え、平成25年度から「水産食品科学コース」を新設しました。

 学生募集は学科単位で行い、3年次に進級するときにコースに分属することになります。これは、「海洋生物と海洋環境に関する基本的な知識と技術はどのコースに進む場合にも共通であり、これらを1,2年次の間にしっかり学んで欲しい」、そして「学びながら将来の進路をじっくりと考えて、各自が決めた目標に向かってより深く専門的な知識と技術を身につけて欲しい」という願いがあるからです。


各コースの概要

資源利用育成コース

 海洋・水産系大学有数の大規模な海水魚飼育設備を活用し、海洋生態系の生物多様性を「守り」維持することに配慮しつつ、有用な形質をもつ魚やその健全な種苗を「育て」、海洋食糧資源の効率的な生産方法の確立をめざします。

このコースで学ぶ内容は?

このコースでは、健全な魚の生産、種苗生産用親魚の管理と改良ならびに有用な性質をもった魚の育種について考えてゆきます。3年次では、ヒラメやオニオコゼといった有用魚種の種苗生産や育種の基礎となる飼育環境の管理、魚の繁殖、さらに魚の疾病と予防などについて学びます。4年次では、配属された研究室でより専門的な研究をしながら、魚の健苗育成、海洋生物資源の利用と保全、バイオテクノロジー技術を活かした魚類の育種法などを学びます。

特徴的な授業科目は?

3年次 増養殖学、魚類の繁殖、魚類の飼料と栄養、養殖環境の管理、魚介類の疾病と予防、海洋の生物資源、魚類育種とバイオテクノロジー、資源利用育成学実習(1)(2)
4年次 魚類の形質発現と育種、生物餌料の培養法、遺伝資源の利用と管理、栽培漁業と魚介類の養殖、卒業研究

特徴的な卒業研究の内容は?

マダイ、トラフグ、オニオコゼ、マグロ等の有用魚種の仔稚魚の飼育技術開発
有用魚種の遺伝育種
生物多様性の維持に配慮した種苗の育種育成 など

予想される進路は?

養殖業、水産業、食品製造業、流通業

取得を支援する資格は?

水産業改良普及員、飼料製造管理者、小型船舶免許 など


フィールド生態環境コース

 因島キャンパスの目の前に広がる瀬戸内海をフィールドとして、沿岸環境とそこに棲む生物の生態を「探り」、得られた知識にもとづいて、沿岸環境を「守り」つつ海洋生物資源を持続的に利用する、いわゆる里海の再生をめざします。

このコースで学ぶ内容は?

3年次には、瀬戸内海に代表される、古代からわたしたちに海の恵みをもたらしてきた沿岸域や内湾の環境と生態系の特性、そこに棲む海洋生物の種類および行動・生態とその調査方法、沿岸域の汚染や環境破壊の問題、さらには沿岸域で行ってきた漁業とその変遷、現状などについて学びます。4年次には、卒業研究と平行して、生物と環境との関わりについてさらに深く学び、沿岸域の環境と生態系を保全・再生してそこから持続的に生物資源を利用するにはどのようにすればよいかを考えていきます。

特徴的な授業科目は?

3年次 沿岸域の環境と生態系、沿岸域の生物、フィールド調査法、沿岸環境の保全と 再生、沿岸域の水産業、生物多様性とその保全、海洋動物の行動と生態、
フィールド生態環境実習(1)(2)
4年次 里山・里海論、藻場の生態学、バイオレメディエーション、生物の環境適応機構卒業研究

卒業研究の内容は?

バイオロギングの技術を用いた海産哺乳類や魚類の行動・生態の解明
地域住民と連携した適正な資源管理にもとづく瀬戸内海沿岸のアサリ資源の再生
藻場を構成する海藻種の多様性の研究および生態系における役割の解明
芦田川河口域の環境修復を目指した環境・生物のモニタリング調査 など

予想される進路は?

環境関連企業、建設関連企業、公務員、教員

取得を支援する資格は?

潜水士、生物分類技能検定2級(水圏生物部門)、環境計量士、公害防止管理者、毒物劇物取扱者、バイオ技術認定第1種、スクーバ(Cカード取得の斡旋) など


アクアリウム科学コース

 付属の水族館施設を活用し、水槽中で魚を病気から「守り」健全に「育てる」飼育・繁殖ならびに水質管理技術の確立をめざすとともに、魚の生態とそれらが棲む環境の正しい理解にもとづいた科学的かつ啓発的な展示方法を学びます。

このコースで学ぶ内容は?

3年次には、魚類だけでなく、甲殻類や貝類などを含む水生観賞生物の分類や生態的特徴について学び、これらの適切な飼育方法や繁殖技術を習得します。また、水族館での大型施設を伴った生物の飼育管理、博物館での標本の作製や展示方法などについて学びます。4年次には、卒業研究と平行して、実際に水槽や給排水およびろ過設備を管理して、観賞生物の飼育、展示を行います。また、観賞生物の病気の予防、診断、治療法についても学び、健康に注意した飼育管理法を身につけます。さらに、希少生物の育成についても取り組み、環境保護について考えます。

特徴的な授業科目は?

3年次 観賞魚の飼育と繁殖、水生観賞生物の分類と飼育、博物館概論、魚介類の疾 病と予防、水生生物の生態と環境、魚類育種とバイオテクノロジー、水族館論、アクアリウム科学実習(1)(2)
4年次 アクアリウムの設計と管理、絶滅危惧種と環境保護、魚類の防疫、海洋生物の多様性と進化、卒業研究

卒業研究の内容は?

水族館施設を活用した、教育・啓発を目的とした海洋生物の飼育及び展示
観賞魚の魚病対策
希少あるいは飼育困難な水生生物の飼育・繁殖技術の開発(予定) など

予想される進路は?

水族館・博物館、ペット産業、ペットフード製造業

取得可能な資格は?

学芸員(他のコースを選んだ場合にも、必要な科目を履修することで取得は可能)

取得を支援する資格は?

潜水士、小型船舶免許、(観賞魚飼育管理士−予定) など


水産食品科学コース

 食品の機能や開発、衛生管理など、食品に関する専門知識と技術を学び、卒業後には食品関連分野での活躍が期待されます。またコース新設にともない「食品衛生管理者・食品衛生監視員」の資格養成課程を新設し、指定の科目を履修することにより卒業時に本資格を取得することができます。このコースの科目はどのコースの学生でも選択科目として受講できますので、興味や進路の方向にあわせて水産資源利用、生態系や環境、アクアリウム、食品などの分野から科目を選んで学び、知識の幅を広げることができます。

特徴的な授業科目は?

3年次 食品衛生学、食品の安全管理、フードプロセス、食品機能科学、
食品の消費と流通、微生物発酵と食品
4年次 食品バイオテクノロジー、遺伝子組み換え食品、卒業研究

予想される進路は?

水産関連企業・団体、食品メーカー

取得可能な資格は?

食品背衛生管理者、食品衛生監視員